Blue Microphones(ブルーマイクロフォンズ)のコンデンサーマイク「Yeti and Snowball」シリーズ、またそれ以外のマイクにも対応するショックマウント「Auphonix ショックマウント」をレビュー!
もくじ
マイクに取り付けるショックマウントとは?効果は?
アーティストや声優などのレコーディングの様子やYoutuberの方の動画を見ていると、目にすることも少なくない「ショックマウント」。
当然ながらただの飾りではなく「ノイズリダクション」のために取り付けられている。
コンデンサーマイクは感度が高く敏感に音を拾ってくれる一方、拾いすぎるということがある。自分の声だけでなく、床や机の振動、エアコンや隣室などから聞こえる生活音など。
ショックマウントはそれらのノイズを軽減・除去してくれる効果が期待できるアイテムとなっている。
Auphonix ショックマウント
今回筆者が買ったショックマウントは「Auphonix ショックマウント」。
Youtubeで活躍するアメリカの多くの動画クリエイター、音楽クリエイターが使用しているという触れ込みのショックマウントだ。
まあ、そこは購入の動機にはほとんどなっていないのだがw
「Auphonix ショックマウント」を選んだ理由は3つ。
- 実際に「Blue Yeti X」に取り付けている人がいたこと
- 説明に「Blue YetiまたはSnowballをしっかり支える」と書かれていたこと(専用っぽさを感じた)
- Blue Yetiシリーズ専用のショックマウント(Blue Microphones Radius III)の半額以下だったこと
果たして正解だったのか?
ディテールを見ていこう。
サイズ・スペック
商品名 | Auphonix | Blue Microphones Radius III |
カラー | ブラック / シルバー | ブラック |
サイズ(直径) | 13cm | |
重量 | 200g | |
マイク取付ネジ | 5/8 | |
マイクスタンド取付ネジ | 3/8, 5/8 | |
保証期間 | 1年間 | 2年間 |
価格 | 3,200円 | 6,631円 |
「Auphonix ショックマウント」はブラックとシルバーの2色が用意されている。 筆者は取り付けるマイクのカラーに合わせて”ブラック”を選択。
素材にはアルミニウムが採用されており、高級感……と言える程のものはないが、重量感があってしっかりとしたもののように思える。
重量は200gとなっているが、実際に測ってみると少し重い203gだった。
マイクの取り付けネジのサイズは「5/8インチ」に対応。
マイク取付部にはフェルト?スポンジ?のようなクッション材が使用されており、マイク本体に傷がつかないような工夫がされている。また、このクッション材は振動吸収にも役立っているそうだ。
マイクスタンドの取り付けネジのサイズは「5/8インチ」と「3/8インチ」の2つに対応。
専用アダプターによって角度調整が可能になっており 、マイクを上方向、下方向、横方向と好きな向きに設置することができる。
筆者が合わせて使っている「Blue Yeti X(スタンドなし)」は517gと重量があるが、下方向でも横方向でもしっかりと固定することができた。
ただ長く使っていると次第に緩くなってくる可能性もあるかもしれない。
付属品
本製品はみんな大好きAmazonで購入。
ただ最近、Amazonで新品を買ったはずなのに「中身が違っていた」や「開封品が届いた」という口コミをいくつか目にする機会があったため若干心配していた。
そんな風に疑心暗鬼になっていたためか、箱の開封口に走る横線――開けたことがあるような跡――が妙に怪しく見えたり。
しかし中身は特に問題はなかった、と思われる。
Amazonのレビューをみていると、傷が付いていたり、塗装剥がれがあるという指摘があった。ただ筆者が購入したものにはそういったものは見られなかった。
本体以外の付属品はコレだけだった。
Auphonix ショックマウントの付け方
「Auphonix ショックマウント」の取り付け方は簡単。
ショックマウントの中心からやや外れた場所にある「マイク取付ネジのネジ山」を、マイク側に設定されている「ネジ穴」に当て、クルクルと回して固定するだけ。
「Auphonix ショックマウント」はマイク取付ネジ部が独立して回るため、マイクもしくはショックマウント自体を回す必要がなく、取り付けやすくなっている。
マイクスタンド(マイクアーム)に取り付ける場合は、ショックマウントの専用アダプターのネジ穴に、マイクスタンド(マイクアーム)側のネジ山を当て、クルクルと回して固定。
その際、ショックマウントにマイクを取り付けずに行った方がやりやすくてオススメ。
「Auphonix ショックマウント」はマイク取付ネジだけを回すことができるので、ショックマウントをマイクスタンド(マイクアーム)に取り付けた後でも簡単に取り付けることができるから。
Blue Yeti Xの取り付け方には注意!
「Auphonix ショックマウント」を「Blue Yeti X」に取り付けようと思っている人は注意が必要だ。
なぜならマイクの位置によってはUSBケーブルのコネクタ部とショックマウントが干渉してしまうからだ。
しかしながらマイク取付ネジ部の真横を避ければUSBコネクタを挿すことはでき、マイクもある程度回転させることもできる。もちろんショックマウントとマイクの固定自体も問題はない。
Auphonix ショックマウントのレビューまとめ
USBコネクタと干渉する点を除けば、Blue Yetiシリーズ専用のショックマウント「Blue Microphones Radius III」よりもかなり安く購入することができる悪くないアイテム。
効果……?劇的に音声が改善されたということはないが、付けているという安心感は間違いなくある。