スマホやミニバッグを肩がけするスタイルが定番化した昨今、「ショルダーストラップが主役になる時代」がきていると言っても過言ではありません。
中でも人気を集めているのが香港を拠点とした「Topologie(トポロジー)」が送るショルダーストラップです。
そんなトポロジー発のショルダーストラップ「Topologie 20 mm Sling Strap(20mm スリングストラップ)」をレビュー!
本記事では、気になる 耐久性やコードロックの信頼度、長さの調整方法、そして実際に使ってわかったことを徹底解説!
購入前に知っておきたいポイントを紹介します。
「スマホをもっとラクに、もっとスタイリッシュに持ち歩きたい」そんなあなたに向けて、Topologie 20 mm Sling Strapを深掘りしていきましょう。
Topologie(トポロジー) 20mm Sling Strapをレビュー!
「Topologie 20mm Sling Strap(トポロジ- 20mm スリングストラップ)」は、クライミングギアの1つである「クイックドロー」のスリング――カラビナとカラビナを繋ぐパーツ――からインスピレーションを受けて作られたショルダーストラップです。
「Topologie 8mm Rope Strap」を愛用していた筆者が2本目のTopologie(トポロジー)のストラップとして購入したアイテムになります。
カラーバリエーションはトポロジーのストラップとしては多くもなく少なくもない7色(取り扱いショップや時期によって異なる)展開。
- Black
- Moss Stripe
- Atomic Blue Stripe
- Khaki
- Lavender
- Mustard
- Marshmallow Stripe
筆者が選んだのはBlack(ブラック)。
ただブラックではあるのですが単なるブラック1色ではなく、ブラックをメインカラーに、両端にライトグレーのパイピング(縁取り)が施されたツートンカラーになっています。
またメインカラーのブラックに、お馴染みのTopologie(トポロジー)の赤いタグが映えるカラーでもあります。
デザインと使用感
そんな「Topologie 20mm スリングストラップ」はその名前の由来通り、スリングライクな幅20mmのメインパーツ――柔軟性があり、箱から出した瞬間から体になじむようなフィット感を得ることができます。
続いてメインパ-ツとコードを繋ぐ――三角形のカラビナを彷彿とさせるパーツに、長さの調整を可能にするコードロックとコード。
そして先端に取り付けられた360度回転するカラビナフックで構成されたストラップとなっています。
そんなカラビナフックはロープストラップ(下記画像)とは形状、開閉の仕様が異なるタイプ。
ロープストラップのカラビナフックが対象物に引っかけるように(押し当てるように)して取り付けるのに対して、20mm スリングストラップはあらかじめ開いておいて取り付けるタイプとなっています。
個人的にはロープストラップのカラビナフックの方が使いやすかったですね。
Topologie(トポロジー) 20mm Sling Strapの長さの調整方法
ロープストラップのときは長さの調整方法がわからないという人がけっこういたのですが、20mmスリングストラップの長さ調整は視覚的にもわかりやすくて簡単に調整することができますよ!
調整範囲 | 約103-140cm |
20mmスリングストラップの長さを調整するには「コードロック」を使います。
まずはコードロックのボタンのようになっている部分を押し込んでください。
コードロックを押している間、ロックが解除され、コードがフリーになります。
ストラップを長くしたいときは、まず先端にカラビナフックが付いていない側かつコードロックの上側にくるコード(1番)を引っ張ります。
次に先端にカラビナフックが付いている側かつコードロックの下側のコード(2番)を引っ張ります。
好みの長さに調整できたらコードロックのボタンから指を離してロックして完了です!
コードロックを短くしたいときは、まず先端にカラビナフックが付いている側かつコードロックの上側(1番)を引っ張ります。
次に先端にカラビナフックが付いていない側かつコードロックの下側にくるコード(2番)を引っ張ります。
好みの長さに調整できたらコードロックのボタンから指を離してロックして完了です!
簡単でしょ?
Topologie(トポロジー) 20mm Sling Strapのオススメできない点
「Topologie 20mm Sling Strap(トポロジ- 20mm スリングストラップ)」は慣らし運転の必要がなく、長さ調整も簡単。
しかし個人的に良くなかったなと思った点、オススメできない点もあります。
良くなかったところは3つ。
- スリングストラップの耐久性
- コードの耐久性
- デザイン・仕様
スリングストラップの耐久性
1つ目はスリングストラップの耐久性です。
画像は2回短時間使用した後のスリングライクなストラップ部分です。
びっくりしました。
なぜならたった2回の使用で早くも毛羽だっていたからです。
公式には”耐久性の高いラインナップ最大の20mm幅”と解説されているのですが……まさか2回使っただけでこんなになるとは。
以前レビューした同じTopologie製のロープストラップは2年以上使った今も毛羽立ちなど見当たらず、綺麗なままだっただけにガックリときました。
コードの耐久性
2つ目はコードの耐久性です。
Topologie 20mm スリングストラップは、コードロックを使って長さを簡単に調整できる点は魅力的なのですが、この構造ゆえにコードへの負荷が一点に集中しやすいという側面もあります。
スリングストラップのコードロックはコイルばね入りのロックがコードを“噛む”ことで、コードをホールドし、長さを固定しています。
長さの調整が非常に簡単でわかりやすい一方、スマホやバッグを吊るして歩くと本体の重さに加え、揺れ・振れが生み出す“瞬間的な衝撃”がロック部分に集中してしまいます。
これが繰り返されることによってロックが噛んでいる箇所のコードが傷つき、最悪の場合「コードが切れる」という現象が起こってしまうのです。
実際、「Topologie 20mm Sling Strap」の口コミにもコードが切れたという声がありますからね。
- ロック付近のコードが白っぽく変色
- 繊維の毛羽立ち、手触りのザラつき
- ねじれた部分が平たく潰れる
できるだけ長持ちさせるためには複数のストラップをローテーションしたり、中身の詰まったバッグなど重い物をぶらさげない、定期的にコードが痛んでいないか確認するなどをオススメします。
デザイン・仕様
3つ目はデザイン・仕様です。
これはもう完全に筆者の好みに過ぎないのですが、好みの長さに設定して装着するとスリング部よりもコード部の方が目立ってしまうのです。
筆者の身長は173cmで特別に胴が長いというわけではないのですが……見えている部分の1/3がスリング部、2/3がコード部みたいな。
細いコードばかりが目立ってしまうとチープな印象になってしまうんですよね……。
そこが筆者には合いませんでした。